急がばしゃがめ

コンクリートジャングルで合成樹脂のささやきに耳を澄ませては目を回す。人文系だけど高分子材料でご飯食べてます。。SF読んだり、ボードゲームに遊ばれたり。一児の父。

2017年を振り返る

すっかり年末ですね。1年が過ぎるのは早いもので。

僕は労働時間規制の観点から、最終出勤は12/25で、あとは積極的に有給休暇を消化しておりました。なお、実際の仕事は多くは語るまい… 近年はノートPCさえあればどこにいても仕事ができるわけですから本当に便利な時代になったものですねぇ… 

 

さて、自分なりにあれやこれやありました2017年をカテゴリ別にさくっと振り返ります。

家庭編、仕事編、ボドゲ編、たほいや/同人活動編、読書編、アニメ編の6つです。

 

1.家庭編

昨年末に誕生した我が子さんですんが、12月で晴れて1歳になりました。

特に病気らしい病気もせず、よく食べ、よく寝てすくすく育っております。気性は今のところとても穏やかです。これは人徳者である父親の気質を受け継いだに違いありません!?

家事やら育児やらで忙しい日々ですが、少しずつできることが増えていく我が子の成長に感心しきりの一年でした。早期教育といえどもボドゲをやるにはまだ早過ぎますね。

 

2.仕事編

今年後半からなぜか増える海外案件。元来、大阪にいるともともと東京よりも海外案件が少ないのですが、担当分野の兼ね合いもあり、それを差し引いても少なかった海外案件がちょこちょこ話が出てくるように。

錆びついた受験英語を研ぎ直す間もなく手当たり次第に英文を書き連ねる機会がちょいちょいありました。

その甲斐あってか、年明けに会社人生初の海外出張へ行くことに。まずはアジア圏からですが。

正直なところこれまでは僕自身も海外案件は及び腰で避けて通ってきた節もありますが、これからは開き直って積極的に取り組みたいなと(海外工場の垂直立上げという業務上の切迫した必要性もありますが)。あまり意欲的な社員ではない僕ですが、こと欧州、特にドイツ語圏の案件に関しては極めて意欲的に取り組む所存です(意訳:ボドゲの本場で遊びたい、買いたい)。まずは初夏くらいに業界の展示会を狙ってドイツ出張をば。

 

3.ボドゲ

気づいたら所有ボドゲが100を超えていることがわかりました。今は120くらいでしょうか。ちゃんと数えていませんが。

 

一番面白かったボドゲは、夏に開催した「ボドゲ沼からの脱出 ボドゲ総選挙帰れま5」という我ながら正気でない企画ですね。これはボドゲというかメタなゲームですが。

他ではなかなかできないボドゲ体験だったかと。

述べ11時間超で通算35ゲーム、そして実際は帰れま5でも帰れま10でも変わらなかったというオチでした。本当にお付き合いいただいた皆様ありがとうございました。

この手の企画は趣向を変えて来年も何らかの形で開催できるといいですね。

 

ちなみに純粋に2017年のマイベストボドゲはサグラダですかね。

それこそインスタ映えする多彩なコンポーネントだけでなく、ゲーム的にもパズルを埋めていくワクワク感、苦しいところをきっちり揃えられた爽快感がいい感じ。ボードゲーマーでない人とも何度か遊びましたが非常にウケがよかったですね。入手にあたっては富山のボドゲショップEngamesさんにお世話になりました。(実家のある)富山でもボドゲが流行らんことを。

f:id:meirin213:20171230230754j:plain

次点でキングドミノ。話題性でルターの宗教大改革かな。

つくづく中量級ゲームばかりでいわゆる重ゲーはほとんど遊んでない。小説も短編集はよく読むけど長編は積極的に読まなかったりするので関係あるのかないのか。

 

逆に買ったけど遊べていない”積みゲー”になってるファーストクラス、アドレナリン、セブンワンダーあたりを早々にプレイしたいところ。

 

4.たほいや同人活動

中津でのたほいや会も4月で2周年を迎え3年目に突入。

9月には文フリ大阪でたほいや会で過去出題された問題と答えにテキトー(注:「適当」ではない)な解説とさらにテキトーな小ネタを添えた「たほいや問題集」を出しました。

特に解説については基本的に辛口路線にもかかわらず、特定の(人物の)回答はべた褒めしまっくていて落差が激しいとの”お褒めの言葉”を多数いただきました。

これはもちろん読み物として飽きないように”あえて”ラディカルな書き方をしているだけですのでみなさま悪しからず。

 

ちなみにこれにて一応、念願の同人作家デビューです。

小説とか評論とかは正直性に合わないなあと思っていた自分にはこういうのがちょうどよいかもしれません。

しかしながら、原稿の完成が当日深夜1時という有様で、本紙にも致命的なミスがあったりで悔いが残るものではありました。

そんなわけで現在増補改訂した真版を1/21の文フリ京都に向け製作中です。果たして今回はコピー本を逃れられるのか…

 

5.読書編

今年はひとえに月村了衛『機龍警察』シリーズ最新5作目となる『機龍警察 狼眼殺手』発売、これにつきるでしょう。新刊が出るたびに最高傑作とファンに言わしめる本作ですが、今作も月村先生はやってくれたな、と。

至近未来SFというジャンルづけになっていますが、(SFとしてはいわずもがなとして)、ミステリとしても間違いない一級品ですので、シリーズ未読の方はぜひ。

人文系ですと、年初に読んだ稲葉振一郎『宇宙倫理学入門』が秀逸でしたね。SF的世界観を倫理的に考えていく、突き詰めていくという営みは人文研究でありながら、また新しいSFであるみたいな。

 

とはいえ、今年は総じて本をあまり読めてないですね。来年は最近の興味関心から科学史系の本を読みたいなと。

 

6.アニメ編

ちょいちょい深夜アニメ見てますが、今年はプリンセスプリンシパル宝石の国の2強って感じですかね。次点で小林さんちのメイドラゴン

プリンセスプリンシパルは当初黒星紅白絵でスパイアクションものというのはやや無理があると思ってたんですが、物語のなかなかのハードさに対して絵柄のかわいさで結果バランス取れてたな、と。話数をシャッフルする演出方法も作風にハマっていたかと。

宝石の国は宝石たちの光沢感の表現とか月人の不気味さはCGアニメならではだな、と。CGアニメってわりと好みでなかったのですが、これはCGの特性をうまく活かした作品でした。…という画面のあれこれもすっ飛んでしまうくらいに最高にエモい設定を背負ったキャラクターたちが織りなす、最高にエモい展開はとかく一見の価値ありですね。

小林さんちのメイドラゴンは、今年は不発だったきらら系4コマの穴を埋めてくれたというか。1クールに1本はこういう作品があってほしいもの。きららといえば、ゆゆ式OVAも今年でしたね。結局、今年買った映像ソフトはゆゆ式OVAだけでした。

最近気づいたのですが、深夜アニメを20本近くも見ていればそりゃあ本を読む時間も足りなくなるよな、と。

 

そんな2017年でした。

2018年に反省は活かされるのか。